大阪市淀川区塚本のおおいし治療院の大石です。
産後の骨盤矯正は重要です。
産後に体調が良くなる方もいるし、そうでない方もいます。
産んでから体調が良くなったから、大丈夫だと思っている方もおられますが、念の為に骨盤の状態をチェックしておく方がいいと思います。
子育てに気持ちがいくので、自分の体を気にしてられないか、育児環境によって時間が取られない方も多いのです。
たまたま健康運が上がって、体に不調がくることなく、骨盤の状態が良くないまま30~50代を迎えて更年期の時期に自律神経失調症にかかるケースも少なくありません。
今回のケースは子供を3人帝王切開で出産した事例です。
3人目を産んだ後に血液検査で極度の鉄欠乏性貧血と判明しました。
産褥期の貧血の原因
ほとんどが、赤血球の産生に必要な鉄の貯蔵量の不足によって起こる鉄欠乏性貧血です。
*妊娠中から継続している慢性貧血
*分娩時の大量出血や血性悪路の増量もしくは産褥時における大量出血妊娠 出産 赤ちゃんのDear Momより引用
普通分娩の場合は上のように大量出血を伴って貧血になりますが、帝王切開でも大量出血は起こるときもあります。
本人はほとんど覚えがないらしく、これといった原因も思いつかない様子です。
左大腿部に違和感を感じての来院でした。
左卵巣部周辺のうっ血(卵巣には異常はない感じ)
内臓整体を施す。
骨盤のエネルギーが極端に低下している。
整体と気功で丹念に骨盤矯正をしました。
下半身が異常に重く感じ、少し動くと動悸がするそうです。
立っている時には心臓周辺を守る姿勢を取っていました。
これは貧血の症状と関係があると思います。
医者には氷食症があったら貧血の状態が悪いので、即病院に来なさいと言われているそうです。
氷食症とは、氷を大量に食べることにより鉄分の腸管吸収が低下し、鉄欠乏を招くという説もありますが、原因が不明らしいです。
本人は氷が無性に食べたくなるときがあると言っています。
産後の骨盤矯正ではこのような点も考慮に入れながら、身体症状も快適に過ごせるよう随伴症状もフォローしていきたいと思います。
骨盤矯正をした後は左大腿部も違和感も消え、両足も軽快になり、肩こりも軽くなったそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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