自律神経失調症 脳と心

大阪市淀川区塚本のおおいし治療院の大石です。

今回は脳と心の関係について考えてみたいと思います。

私達は何かを考え、感じて生きています。
ときには傷ついて「心が痛い」と感じたりします。

「心が痛い」と感じたりしている感情は全て脳(頭の中)で起こっている現象です。
でも頭の中で起こってはいるが、頭に体感で反応しているとは思えません。

自律神経から血管、内臓(器官)に影響して、初めて何かを感じるのです。
心配事や不安があると心臓の辺りに感じます。
落ち込んだりして、落胆したときは肺の辺りの肩を下ろします。
怒ったときは頭に血がのぼったり(血圧上昇)、もしくは腹腔神経叢(みぞおち辺り)が緊張して腹が立つ感情が出てきます。

これらは最初に脳のコントロールセンターから自律神経を介して、目的の器官に移動して初めて感情という自覚症状が出てくるのです。

脳は心と体の機能を支配するコントロールセンターです。

自律神経失調症は心の影響からくるといわれるのはこれで理解していただけると思います。

コントロールセンターが乱れるのが自律神経失調症なのです。

脳と心と体のつながりは?

ストレス、驚き、喜びなどの外部情報、身体器官からの内部情報が神経細胞を通じて脳に送られる

脳(心と体の機能を支配するコントロールセンター)

手足を動かすなどの直接的な運動を指令(運動神経の働き)
情報に基づく内臓器官の微調整を指令(自律神経の働き)

心は感情を作り、楽しい、腹立たしい、悲しい、寂しい、つらい、やるせないという様々な感情がわいてくるわけです。
長期間同じ感情ばかりにとらわれていると各器官を傷つけることになるかもしれません。

自律神経失調症は特定の器官が悪くならない為に現れる関門、関所的な役割といえるでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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