惑星と惑星の距離は対人関係の距離感を示す

こんにちは!おおいし治療院の大石です。

ある有能なサラリーマンの話(フィクションです)

その方は努力家で自分の感性を大事にしています。

ある分野を極めていて、同時にいろんなことを考えることのできる能力があります。

例えば3つのことを同時に考えることができます。

お客さんの問題点も相談を受けたら、パッと瞬間的に把握して、的確にアドバイスします。

彼はどちらかというと一人で何事も決めていくタイプです。

仕事以外のライフワークでも一旦やると決めたらとことんやり、極めないと気がすまない性分です。

そんな彼だから、社長にAの部署をもっと伸ばしてほしいと頼まれました。

でもそこの部署は「自分が入らない方がいいんじゃないか?」という違和感を抱えながら、社長の頼みだから、とりあえずAの部署に入ってみようと気軽に思ったのです。

Aの部署の人達は彼のことをとても信頼していて、頼りにしている。

困ったときの相談も彼が相談に乗って解決をしている。

でも彼はAの部署には入るべきではなかったのです。

Aの部署は和気あいあいとして同じ思想を持って切磋琢磨していて、お互いを助け合っているいい関係です。

売り上げは伸び悩んでいますが、お互いを高め合って尊重しあっています。

その中に彼が入って、そのグループのレベルの底上げを図ろうと努力しました。

いろいろリーダーシップを取ってここをこうしよう、ここはこうした方がいいよ、ここはこうしてあげるからこうしなさい。など改善策を提案しては相手を引き立てて宣伝もしてあげた。

でも何かの違和感はぬぐい去れなかったのです。

一体、この違和感はなんなんだ。

自分が提案してもこのA部署はなかなか伸びないし、マッタリした流れで自分のスピードの1/3くらいの遅さだ。

ああ、じれったい。

この仕事はもっとこうして伸ばしていけばいいのに、なんでこんなことがわからないんだ。

これをやったらやがて売上も上がり、会社も安定すると思うんだが、そこに気がついていない。
しかもやるスピードが遅すぎて自分とは明らかに違う。

やがて彼はじっくり自分を見つめ直して瞑想をしました。

そしてしばらくして彼の頭上に太陽系の惑星の運行が浮かんできたのです。

惑星の運行

太陽系の惑星は太陽から水→金→地→火→木・・・と惑星間の距離はつかず離れずの一定の距離感で整列して、太陽の周りを公転している。

おや、火星と木星がくっついていて火星が木星に乗っかかろうとしている。

なんかおかしいぞ。

ハァッ、もしや自分は火星なんじゃないか?

A部署は木星だ。

距離が近づき過ぎている、もっと離れた方がいい。

惑星と惑星の間は一定の距離間が大事だ、そうでなければ自分もA部署もダメになってしまうぞ。

A部署の人達はお互い同じ思想を持っていて、和気あいあいと助け合っている部署だ。
自分が入ってもっと高みに上げる必要はない。

A部署の流れはこれはこのままがよい。

前までのA部署との関係に戻ろう。

そう思った彼が社長に企画書を出して、社長も彼を信頼しているので、彼の主張は通ったのであった。

彼の違和感はしばらくして気づき・悟りに繋がって、A部署も彼もその後、今以上に良い関係になり、お互い成長していくのであった。

惑星と惑星の間はつかず離れずの適度な距離があって、全体で太陽の中心を回っている。

これが1つでも乱れると太陽系そのものが崩壊してしまうだろう。

対人関係は距離感が大事で火星も木星もそれぞれが自分の役割を徹していればいいのだ。

自分の星だけなんとかしようと思えばよい、A部署から何らかのSOSがあれば助けて上げればよいのです。

対人関係は距離感が大切です。

最後までお読みいただきありがとうございました。