腸下垂からくる腰痛

大阪市淀川区塚本のおおいし治療院の大石です。

患者さんの紹介で高齢のアメリカ人を整体しました。

アメリカにいるときはカイロプラクティックに通院しているそうです。
体をくの字に曲げて、伸ばすのが痛いそうです。

整体観察して診ると

左腸の辺りが張っていて、腸から仙骨、腸骨周辺が硬くなっています。
付き添いの通訳の方に聞くと数年前に脱腸の手術をアメリカでしたそうです。

腸下垂からくる腰痛だと判明しました。
腰痛4番が捻れているので膝の屈伸に影響が及ぼします。

整体の対処法では
腸の内臓整体を施しながら、腸下垂に処置をしました。
仙骨、腸骨周辺を矯正。

骨盤の下辺あたりにうっ血があったので、骨盤隔膜を解放しました。
それと同時に足の反射療法(足のツボ)では左足底の腸のポイントを刺激して終了。

長い間、腸が下がっていたので腸下垂に対しての有効な体操を教えました。
息を吐きながら、つま先立ちをしながら肛門を閉めて、ゆっくり息を吸います。

これを教えている最中に前立腺の反応が出てきたのです。
これを通訳の方からアメリカ人に伝えてもらいました。

実は前立腺も肥大気味だという。

前立腺の反応をきちんと整体しておかないと腰痛が完治しないところでした。
腸下垂の体操をしているときに反応が出てきたので、教えていなかったら後日腰痛の反応として出てくるところでした。

整体しているときに偶然出てくる症状も多いんです。
患者さんは全て情報をくれるわけではないので、鋭い観察力は大事ですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

[関連記事]

長年の腰痛を内臓整体で癒す

ぎっくり腰を内臓整体だけで寛解